ドイツ作家セバスチャン・フィツェックの「治療島」は謎が次々と出てきてしまう。
ミステリー系の作品です。

行方不明になった娘の行方を探しながらも心を癒すために小さな島にやってきた
主人公の元へ謎の女性が現れます。

この女性は一体誰なのか?なぜこんなにも知るはずのない情報を知っているのか?

探せば探すほど奇妙な事実が出てくるばかりで一体どれが真実なのか
全く見当がつかない本です。



結末はなるほど〜と思う現実的なものでした。

しかし展開が速くて次々に疑問が出てくるので読んでいる立場にいると飽きない内容です。

海外・外国の作品はアクション系の方が重視されていたり、結末はよく分からない、
オチがない、つまらないものが多くありますがこれはちゃんとオチがありました。

描写などはどこか日本とは違い、展開につれて揺れ動く主人公の心理状況が細かく書かれています。

とても次のページが気になって夢中になる本でした。

予想外の結末で、結果や理由が予想パターンには含まれていないほどで
思いもしない結果に楽しめます。
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